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【臨時ニュース】ガス抜き効果が飛躍的にアップしました– Vol.17

2013年03月21日

今回はガストースの効果を高める方法をご紹介致します。

『ガス抜き効果が飛躍的にアップします』

ベント幅を50ミクロンに広げても詰まることなく、今までよりもガスと空気を
排出する画期的な方法を見い出しました。

樹脂は遠くに流れて行くに従って固まって行く事をヒントに出来ました。
肉厚が薄いものは固化スピードが早まります。
そこで、ランナーエンドに深さ0.3~0.5程度の延長ランナー(溝)を切り
10~20ミリ先にガストースを入れます。

ガス・エアーが、延長ランナー(溝)を通過する順番はスプルーランナー内にある空気、次にノズルから先導して行くガス、続いて樹脂です。

延長ランナー(溝)の先にガストースがあることで空気とガスは先に排出され、
樹脂がガストースに到達した時には樹脂の固化が進み、50ミクロン幅のベントがあっても詰まることは有りません。

延長ランナー(溝)の深さと長さの関係は、樹脂がガストースに到達した時点で樹脂が漏れない粘度まで固化していれば良いのです。

上記の事を取り入れた結果として、今まで以上の金型内のガスとエアーが排出され、更なる低圧成形が可能になりました。

薄肉製品や、ガス焼け・未充填でお困りの金型が有れば是非お試しください。

驚異的な効果を資料にしましたので、添付ファイルもご覧ください。

ガス抜き効果が飛躍的にアップします